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農業が新しく変わろうとしている瞬間

おっさんのツーショットは

いかがなものかと思いましたが、

「農業が新しく変わろうとしている瞬間」の

写真ですので、あえて掲載させていただきます。

私と一緒に写っている方は
先日、北海道から熊本に講演に来てくださった

寺坂農園㈱の代表取締役の寺坂祐一さんです。

農業に「ダイレクトマーケティング」を取り入れて成功された

数少ない生産者のおひとりです。



農業をやっている方の中には、
自分で自分の農産物や加工品を売りたいって
思うかたが全国にたくさんいらっしゃいます。

しかし、
自分のモノを自分で売るというのがなかなかできない
環境の農業界において

農家がお客様へ直接販売するってかなり画期的なことなんです。

一方、普通の消費者の方々(生産していない方々)は
農家さんからお米や野菜などを「直接農家から買いたい」って思っている方もたくさんいらっしゃると思います。

そこで、その互いの「思い」をつないでくれたのが

道の駅など「直売所」って言われる消費者と生産者が
互いに歩み寄ったプラットフォームです。

ですから週末になると、どこの道の駅でもかなりたくさん
お客様で混雑しています。

また、楽天やAmazon、オイシックスなど
ネット上で消費者が生産者から直接農産物を購入できる
サービスを行っているところもかなり人気です。

私が思うに

農家は直接お客さんに売りたがっているし、
消費者であるお客さんも直接農家から
買いたがっている。

ということは

農家が自分でお店を開いて
消費者に売れば、農家もうれしい、消費者である
お客さんもうれしいのではないだろうか?って
思っているんです。

でも、私も農家だからわかるんですが、

農家が一番苦手とすることが

「消費者から直接お金をいただくこと」

つまりダイレクトにお金をいただくことに慣れていないのです。

例えば農協に出荷すると
自動的に出荷した分のお金は(手数料を引かれて)自分の口座に振り込まれています。

また、直接市場(卸売市場)に出荷しても同様です。

農家は自ら出荷したものに値段をつけて請求するという
文化がもともとありません。

出荷したものに対して評価された分をいただくという
独特の文化が根強くのこっています。

ですからダイレクト販売をやりたくても
まずは直接お金をくださいって言えるマインド(意識)か
替える必要があるのです。

最近では
青果業者さんと卸価格を決めて直接取引を行う
相対取引と呼ばれる契約栽培を行っている生産者も数多くいらっしゃいます。

また、道の駅や、ネット上のプラットフォームを使って
販売を委託されている農家さんもたくさんいらっしゃいます。

これらの方々は中間業者と呼ばれる方々を介して
取引を行っていますのでダイレクト販売とは言いませんが、少なくとも自分で自分の農産物に値段を決めて請求できる新しい文化を持った農家農業者の方々です。

そしていよいよ

次なる文化が始まりました。

それが「ダイレクト販売」です。

つまり、
本当に直接農家と消費者がつながる時代が到来したのです

農家が
自分で自分のお店を持ち
自分で自分が作った農産物(商品)に値段をつけて
自分で直接お客様(消費者)にお届けする農業ビジネスの
スタイルです。

そしてこれを可能にしたのが
インターネット、sns、そして個別配送をしてくれる物流の進化です。

でも、自分のお店を持つってなるとかなりハードルが高そうって思われるかもしれませんが、

自分でお店を持つって
実際に自分の農場に店舗をつくっても良いのですが、
今は、
自社農園のサイトを作ってそこにお客さんが集めることが
できるんです。

そこはあなたのお店、あなたが店主
あなたが自由に好きなお客様と交流できる

あなたが主役のスペースです。

これを作れば

自分のモノを自分で値段を決めて
自分のモノを欲しいってお客様に直接販売して
そのお客様からダイレクトに

「ありがとう」って言ってもらえるんです。

私はこの農業ビジネススタイルは今の農業の中で

完成形だと思っています。

これまではあまり、この手のビジネスモデルの話はやってこなかったのですが、

最近は「ダイレクト販売型農業」を積極的に
おすすめしています。

なぜならば農業業界に「成功事例」ができたからです。

そしてその成功事例を作り上げたのが、

私の左側にいらっしゃる

寺坂祐一社長なんです。

ビジネス業界では知らている
ダイレクトマーケティングの手法を

1次産業である農業に取り入れて
成功された寺坂さんは

このノウハウを惜しげもなく

アウトプットされています。

講演会では常にすべてをお話しされます。
そして4年前に出版された

ご著書
「直販・通販で稼ぐ!年商1億円農家: お客様と直接つながる最強の農業経営」は

常に書籍販売ラインキング農林水産部門でNO1のロングセラーです。

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そして農業界では講演に引っ張りだこです。

ということは、時代がそっちに向かっているということ。

間違いなく

ダイレクト販売型農業の時代がやってきます。

ということで、長くなりましたが、今回はあえて

「農業が新しく変わろうとしている瞬間」の写真を

掲載させていただきました。

私も2020年はダイレクトマーケティング型農業のやり方を多くの方々にレクチャーしていこうと思っております

新たな農業ビジネスを

知りたい・聞きたい・学びたいって方は

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企業の農業参入がうまくいかない3つ理由

いつもご覧いただきありがとうございます
農業パーソナルトレーナーの山下です。

今回は企業の農業参入についてです

2009年の農地法の一部改正により農業はだれでも初めて良い時代になりました。
いわゆる農業の規制緩政策です。

これにより農業界も他産業と同じように自由競争の時代に入りました。
そして今年の12月で改正後10年が経過します。

農協改革と合わせて実施されたこの農業改革は10年でどのように変わったのでしょうか?

私は2012年にこの機をとらえ農業参入コンサルタントとして農テラスを設立。
予定通り多くの企業が農業に参入し、まだ全国的に情報が少なかった農業参入企業からは
情報を求め弊社に多くの問い合わせや顧問契約をいただきました。

当時はデフレ景気の影響を受けた建設業や製造業からのオファーが多くその後食品業、
サービス業と農業参入企業の業種も変わっていきました。

今ではIT業界や金融業界が農業参入を検討し始めています。

では企業の農業参入はこの10年でうまくいったのか?



答えは「ノー」です。

参入した企業の大半が鳴かず飛ばず。

ではなぜ?うまくいかなかったのか?

理由は大きく分類して以下の3つです
1、      農業を甘く見ていた
2、      ビジョンが甘い
3、      生産が伸び悩む


まず1の「農業を甘く見ていた」から見ていきましょう
農業参入の一番大きな失敗は過剰な設備投資。その後農業事業の資金が回らずに撤退する
ケースです。農業生産はお金をかけるとほぼほぼ省力化、自動化が可能となっています。
そこで企業は最初からそのテクノロジーを駆使して農業を始めます
つまり農業技術をお金で買うのです。
しかし、農業は農業技術だけで成り立っていません。その技術を使いこなす技能が
必要なのです。これを企業に伝えるのはなかなか難しく、取締役員会でどれだけ力説しても
通じない
苦い経験を何度してきました。
この結果どういうことが起きるのかというと「人員采配」に悪影響が出ます。

つまり、農業事業を立ち上げる際にこの大事なプロジェクトリーダーに
社内であまり使えないような窓際の人材を抜擢したりするのです。
会社でお払い箱のような人材を農業事業を開始するときのプロジェクトリーダーに
抜擢する。

これは農業を「なめている」としか思えない行動です。

嘘みたいですけど大半のプロジェクトでこのようなことが起こっています。
農業はかなり頭脳を使う事業ですし、判断決断実行力が求められます。特に立ち上げの時は
なおさらです。

にもかかわらずこれまで一度も活躍できなかったような人材を首にするわけにはいかない
から農業事業でもさせとけ、みたいな扱いでプロジェクトを始める企業が当時はかなり
多かったのです。

これではうまくいくはずがありません。

そもそも企業の農業参入する「きっかけ」の本気度が足りませんよね。


次に「ビジョンが甘い」ですが、企業のビジョンの甘さには驚きます。
まず、おいしいものが売れるって勘違いしてる企業です。

おいしいトマトを作れば売れるって数多くの企業がトマトやイチゴで農業参入してきました。
いわゆるスペック向上型企業です。

確かに工業製品ではスペックが高い、品質が高いほうが高く売れたり市場シェアを多く
得ることができます。

しかし農業では品質以上に重要視されることがあるのです。

それは信用です。

取引先から信用を得る、信頼を得なければ市場シェアは獲得できません。
そのためには「おいしい」とか「安心、安全」よりも欠品を出さないとか
約束を守るとか、品質を安定させるとかのほうが重要なんです。

これは既存の農業者もいまだに勘違いしているのですが、
マーケットを知らずに農業を始めて失敗する典型的なパターンになります

そして、3つ目の「生産性が伸び悩む」
そもそも企業の農業参入担当者は農業のことをあまりにも知らなさすぎます。

そもそも農業を事業として(ビジネスとして)やるためには
「野菜(農産物)を作る発想」ではなくて「仕組みを作る」視点でなければ
成功しません。

これはビジネス業界ではフツーのことです。
すべてのビジネスは 仕組みでできています。

その仕組みとは2つです
1つは、つつがなく商品やサービスが供給できる仕組み
そして2つ目はつつがなくお金が入ってくる仕組みです

この2つの仕組みを農業でも作らなければいけないのに
なぜか、お百姓さんになろうとします。

お百姓さんは仕組みを作らずひたすらおいしいものを作ります。

昔はこれでよかった時代もあったのですが、今は通用しません。

ですから
つつがなくものができる仕組み、
つつがなくものが供給できる仕組み
そしてつつがなくお金が入ってくる仕組みを構築する必要があるのです

これが農業に参入して成功する秘訣なんです。

これらがわかっていないと

最初からつまづきます。

例えば農地です。
農地はつつがなくものができる仕組みの最初のツールです。

こんなに大事なビジネスツールなのに
目の前にある情報でだけで安易に農地を借り入れて
ポテンシャルの低い農地で一生懸命に農産物を作ろうと努力するのです。

ポテンシャルの低い農地は元の耕作者が放棄した可能性の高い農地です。

つまり元耕作者(農家)でさえ手に負えないような農地を
借入て農業生産を始めようとしているのです。

これでは生産物ができるわけがありません。

それでも企業は技術でカバーしようとお金をかけてその農地の土づくりを始めます。

しかし、土づくりは数か月でできるものではなく1年から数年が必要です。

それに気づかずに農業事業を開始して3年間生産性が上がらず、
ついに資金がショートして撤退する。

このような事態が全国でこれまで行われてきたのです。

以上が農業参入してきた企業の実態です。

しかし、当然成功している農業参入企業もたくさんあります。
これらは全く逆のことをやっています

人材は社内で1番のプロジェクトリーダーを抜擢しますし、
最初から過剰な設備投資は決してしません

もちろん自分たちの都合で生産はせずに
マーケットの意向を聞いてから受注生産を始めます
もちろん信用信頼取引を前提として

生産農地は一番重要ですから
プロに見てもらいポテンシャルの高い農地でスタートを始めます
最悪、耕作放棄地しか手に入らない場合でも
3か年計画で土づくりを実施し経営が圧迫しないように事業計画を作成します。

つまり最初からつつがなくものができる仕組み、つつがなくものが供給できる仕組み、
つつがなくモノがお金に変わる仕組みを

計画を立てて計画通りに実行するのです。


こうすることで私がお手伝いさせていただいた企業は
全くの素人がゼロからはじめた農業で
今年10月、1億2千万を売り上げるまでに成長し今期は営業利益10%を達成しました。

この企業は農業参入してから丸5年でここまでできました。

私もこれまで個人の農業で黒字経営を達成し、農業法人の代表取締役で黒字化を実現し、
コンサルした企業を1億黒字化させることができました。

すべての農業経営で成功実績を重ねたことで
これからもより多くの農業経営者様をサポートさせていただきます

皆さんのお近くに

農業経営で困っていらっしゃる農業者の方や
農業参入を検討されている方
新規農業者で行き詰まっている若手農家の方などいらっしゃいましたら
是非一度農テラスにご相談にお越しくださるようにお伝えいただければと思います。

必ずその方がうまくいくようにアドバイスさせていただきます。

無料ご相談はこちらからどうぞ
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農家の兄弟でとっちが後を継ぐか問題について考えてみた

いつもご覧いただきありがとうございます

農業パーソナルトレーナーの山下です。

 

今回は農業の兄弟事情について

兄弟事情といっても跡継ぎ事情のことです。

私が子供のころ(昭和50年~60年)は農家の長男が後を継ぐのが

当たり前でした。

 

しかし、最近ではだれでも継げるものが継ぐ時代になってきましたよね。

このように、

農業界でもある変化が起きているんです。

 

それは

 

「勉強できるやつは後継がなくても良い問題」が間違っているってことです。

 

私が子供のころは男兄弟が二人以上いると一番できの悪い奴が

後を継いで、勉強できるやつは大学へ行って会社に勤めるほうが良いとされてきました

 

しかし、今は違います。

勉強できないやつはどこでも就職できますが、

農業は勉強ができるやつしかやれない時代になったのです。

 

こういうと、昔の世代(60代70代)の方は違和感があるかもしれません。

 

でも、今の農業はめちゃくちゃ頭を使うし

頭を使わずに体だけ使う農業は淘汰されていくのです。

 

これから農業を始めようと思っている人に

このれから農業で成功するには

お客さまとのコミュニケーション能力や

取引先とのビジネスを成り立たせる交渉力が必要ですよっていうと

困惑されます。

 

おそらくそういう方は

ゆったりとしたスローライフ的な農業を目指されているのでしょう

 

しかし、そんなんで農業経営が成り立つわけがありません。

ましてやおいしいものを作れば大丈夫だとか

有機栽培しているから大丈夫といった

 

都市伝説みたい農業をいまだに信じて農業を始める方が

後を絶ちません。

 

おまけにそのような経営感覚、ビジネス感覚がゼロの人に

農業を勧めているのが今の実情。そうやって農業センスのない人たちばかりが増えて

その人たちが苦しんでいます。

 

誰かが、頭を使う農業はだれでもできないので気をつけろ!って言ってやらなければいけないのです。

 

農業参入の障壁が低いって思われていいることがおおきな要因の一つですが、

そもそも農業参入は「起業」のなかで一番ハードルが高いんです

 

農業を始めるといっても

 

居酒屋、ラーメン屋、カフェを始めるのと同じ

「起業」です

最初に投資をして商売をはじめ自分でお金を稼がなければいけません

しかし、農業だけは別と考える人が多いのにいつも困惑します

 

農業もお金を稼ぐ事業である以上同じ起業であるのに

農業だけは私にもできるって「勘違いして」農業を始めてしますのです

 

脱サラして「起業」される方は

最初にやらなければいけないのが2つあります

 

それは「仕組み」づくりです

ひとつは

つつがなくモノ・サービスを供給する仕組み

もう一つはそのモノ・サービスがお金変わる仕組みです

 

ラーメン屋さんを始めるには

当然ラーメンを作ってお客さんに供給しなければいけませんよね。

それもお客様を待たせずに素早く作らないとダメ

ですからおいしいラーメンが作ることができるだけでなく

オペレーションや段取りが良くないとラーメン屋にはなれません

さらに、お客様を集めるマーケティングも必要ですよね。

さらにお客様が集まる仕掛けつまりコンセプト作りとか

店内内装のレイアウトやデザインなども勉強する必要があります

 

このようにラーメン屋さんを始めるときにラーメン作るのが

得意なだけでラーメン屋さんが務まるはずがないことぐらいは

誰でもわかるはずです。

 

同じように農業も野菜を作るだけでは成り立ちません

お客様と取引できるように交渉したり商談したり取引先との

コミュニケーションは欠かせません。

当然、決算したりする経理業務も必要ですし

従業員を雇ったら労務管理も必要です。

 

これまでサラリーマンをしていた方は

おそらく経営もやったことないし、経理も労務管理もやったことがない人たちです

 

そんな人がいきなり農業ができるわけがないんです。

 

これは農業後継者でも同じです。

 

「勉強できないほうが農業をやりなさい」では日本の農業は衰退していきます

 

勉強できる学習能力のあるほうに農業をやらせて自分で

好きなだけ稼がせる。

 

あまり勉強が得意でないほうに会社員として

決めれらた業務をまっとうすると生活が安定するという職につかせたほうが

互いに幸せなような気がします。

 

 

 

中山間地農業はどうすりゃいいんだ問題

いつもご覧いただきありがとうございます
農業パーソナルトレーナーの山下です。

今回は「中山間地農業はどうすりゃいいんだ問題」について

昨今、スマート農業だの規模拡大だの言われている農業業界ですが、私もこれまでは
この大規模化農業を推奨していました。

なぜなら稼げる農業を実現するには規模拡大によるコスト削減が一番手っ取り早い
からなんです。

私も営農してきてずっとこの規模拡張による効率化、合理化、低コスト化農業を
目指してきました。

しかし、農業者には規模拡張できない地域や、規模拡張型農業ができないタイプの農業者も
たくさんいらっしゃいます。

そこで、今回は規模拡大による低コスト農業ができない中山間地農業について考えて
みたいと思います。

まず、
農業業界では「立ち位置」で課題、問題が異なるということを前提としてお話します。

そもそも国は国内の食糧確保のために農業という産業を保護し、農業者が持続継続的に
営農活動をしてもらうために政策を講じています。(ざっくりですが)

さらに国土保全ということも大きな目的となり農地が荒廃しないためにあらゆる
取り組みを行っています。
そして、
これに準じて地方自治体もその政策を地元の農家におろしていきます。

しかし、地方自治体は自分の地域の存続も考えなければいけない。
つまり財源者として農家をとらえる必要もあります。



一方、農協も同じく財源者として農家をとらえる必要があります。
農家の農家による農家の組合が農協ですから。

では農業者は?というと

まず「我が家の財源を確保する」のが最優先です。

ですから、これまでの経緯として、
農業業界は食糧確保、国土保全、財源、という大きな3つの観点か
農家の財源を確保する(生活を成り立たたせる)ことが重要だ!として
その結果、農家を保護し、指導し、強化してきました。

ところが、意図せず、思わぬ方向へ農家の意識が流れていきました
それは、「保護されて当然」といった価値観を持つ農家が増えてしまったのです。

さて、今回のテーマである「中山間地をどうすりゃいいの問題」についてですが、

以上のような背景を踏まえて

まず、中山間地の地域の人々に自分たちでどうにかしよう!という気運が高まらないと
まず無理でしょうね。というのが前提条件となるのではないでしょうか。

つまり、中山間地どうすればいいのか問題は「農業者の意識改革」がまずもって必要だ!
って考えています。

なぜならば、とにかく、農業者にはネガティブな人が多い傾向にあるからです。

例えば
「どうせ、若いもんは農業なんかやるわけない 若いもんに農業は務まらない 」
といった若者に対する嘆き。

「どうせ、頑張っても鳥獣害や、自然災害があればお手上げだ」といった不可抗力的な
問題へのあきらめ感。

「基盤整備されていないから、規模拡張がなんてできない」といっ
合理化農業ができなければ生き残れないという思い込み。

「うちは地方だから物流費がかかるからお客さんは買ってくれない」といった
マーケットを知らないために起きる卑屈感。などなど、


今の若者は我々のころに比べるとはるかにレベルの高い価値観を持っています。
私が主催する新規農業者の勉強家「農業未来会議」のメンバーの中には東京から家族で
なんの身寄りもない熊本にきて1から農業を始めて立派に小規模で利益を出している方
が何人もいらっしゃいます。

鳥獣害、自然災害はなかなか防ぐことは難しいのですが、くまもと農家ハンターという
活動をしている宮川さんは全国の農家とIOTを駆使してこの問題に取り組んでいる方も
いらっしゃいますし、災害による被害は収入保障制度などを上手に活用することもできます。

規模拡張されていない棚田や不便な農地を活用してクレソンを栽培してレストランに
提供しようと取り組んでいる新規農業者もいます。

また、物流費をお客様に負担してもらうことで優位な販売を仕掛けている若手農家も
実在します。

このように、まずは農家が卑屈にならずにどうにかして改善せねば、国や自治体、農協に
頼らずに自分たちでどうにかしなければという気にならなければ、中山間地の農業は解決の
糸口が見つからないでしょう。

つまり、問題を解決できるのはお金や補助金の前に、そこにいる人がどうしたいか?が
一番重要なのです。

ですから、国や、自治体や、農協が先にその問題を取り組もうとすればするほど
その地域の人は受け身になるのでイノベーションが起きにくくなるっているのではないかと
思っています。

では、中山間地の農家が自発的にイノベーションを起こすようになるには
どうすればいいのか?

中山間地問題を地域の活性化、地域の農家が豊かに暮らせる仕組みをできるにはという
問題解決=「農家の暮らし向上」と定義づければ
「暮らしの豊かさ」はお金だけではありませんし、人、環境によってそれぞれの価値感が
違うので難しくなります。

そこで、単純に
問題解決の糸口=農家の「所得口」を増やす。という観点でこの問題をとらえることに
します。

そうなると方法は2つ。

農家の所得口を増やすには
1、お客様へ農産物やサービスをお届けしてその対価をいただく方法と

2、お客様が直接農家さんのところにきてお金を落としていく方法です。

1、のお金をいただく方法は
農協や市場などを通じて仲卸、小売り、外食中食業種の方に仕入れてもらい
その対価をいただく方法です。

しかし、これはライバルが多すぎます。
平野部の産地も同様にして同じビジネスをやっているので、仕入れる側はより効率の良い
大規模生産、物流が簡単な平野部の産地と連携したがります。

そこで、最近では自分の産地を選んでもらうためのブランド化を進めて
その平野部産地との差別化を図り生き残りをかけている中山間地も増えてきました。

しかし、いくらこだわりの農産物を生産しても物流費など割高になる中山間地は
仕入れ側からすれば敬遠されがちです。

もし、この戦略で所得口を得るならば百貨店など高級価格で売れるところを
ターゲットにすべきです。

フツーのスーパーはどれだけこだわっても買いにくるお客さんがリーズナブルな
商品を求めている以上、その差別化された努力は価格に反映されません。

しかし、百貨店や高級スーパーなどは手間暇かけたこだわりの商品であればそれなりの
価格を店頭で表示してくれます。

理由はそこに買いに来るお客さんの層がそういう人たちだからです

また、ネット販売(web販売)も同様です。
高級な価格であっても産地のこだわりやその価値をうまく伝えればお客さんは納得して
お金を払ってくれます。

例えば四国の農村で落ち葉や枯れ葉をビジネスにしている上勝町のようにただの葉っぱで
さえその価値を見出したお客さんとつながりさえすればちゃんとしたビジネスになるのです。

2、は1と同様にその価値がわかる人たちに来てもらう。そして地域にお金を落として
もらう方法です。

いわゆる観光農園的な手法です。

難しいと思われがちかもしれませんが、利益率はかなり高いビジネスです。

なぜなら、作業をさせてお金をいただくことができるからです。

例えば甘藷の苗植え付け大会で参加費1000円とすれば、芋苗を植える作業をしてくれて
お金までくれる。一石二鳥です。

さらに芋ほり体験1000円として集まってくれるならば芋ほり自体がお金を生みます。

もちろんそのためにはいろいろと費用も掛かりますが体験型農園を提案して集客する
農業ビジネスはこれからかなり流行ります。

理由はこれらに興味関心のある人が多いからです。

今、人々の興味関心ごと(若い世代)は

・食べる
・映える(インスタ映え)
・援ける(ボランティア)

農業はこの3つにすべてはまっています。

週末わざわざ田舎の農園で仕事を手伝ってその素材をその場でいただく。
これをやりたがっています。

そしてその時間を切り取って情報発信します。

それを見た人が共感してまた、人が集まります。


この仕組みを中山間地に作ることができれば所得口を増やすという目標は
達成できると考えています。


長くなりましたが、結論です。

中山間地問題を解決する糸口は何を作るかよりも
お客様とつながるということが重要です。そして
誰に訴求するかのほうが大事なのです。

「自分たちの田舎は何もない」は、あくまでもその地域の人々価値観でしかありません。

相手次第で、それは「宝」であることに気付かなければいけません


私は道の駅に行くたびにそう思います。
だって、我先にと買い物している人々でごった返しているんです。

人はわざわざそこに行ってそこのものを買うのが好きなんです。
そしてどうしてもいけないときはお取り寄せしてでも買うんです。

この方法こそが中山間地問題の糸口だと思っています。



ということで最後は私の持論です。


中山間地問題はどうすりゃいいんだ問題は

あなたのファンになってくれるお客さんとつながることができれば解決する!

長い文章におつきあいいただきありがとうございましたm(__)m

今回は農家の悩みについて

いつもご覧いただきありがとうございます

農業パーソナルトレーナーの山下です。

今回は農家の悩みについて

私も30年近く農業をやってきましたが、良かった事ばかりではありません。

むしろきつかったことの方が多かったような気がします。

 

私の場合は、「きつい」って言うと、まずは体力的でしたね。

私は体が小さかったので20㎏の肥料を持ち上げるのも結構きつかった。

 

トラクターのアタッチメントの取り付けの時も今では割とワンタッチで結合できますが

以前は、最後は人の手で微調整するタイプが多くて、結局は重たい鉄の塊を人力で動かすことが結構あったんです。けっこうそれもきつかった。

だから、結局は妻と二人がかりで取り付けることに・・・

つまり、機械作業は一人でできるのに、結局その前の準備に二人必要になるんです。

他にも防除するための動力噴霧器を軽トラックに積む作業。これも結構きつかった。

だって、あれってかなり重たいんですよ。

更に、防除するときは重たいホースを引きながら薬剤散布していました。

私のビニールハウスは100mありましたからかなり腰と足に不可がかかっていました。

よく、指導員の方が

薬剤散布とか葉面散布とかやったほうがいいですね。なんて簡単に言うけど

「ばかやろう!ホース引くのって大変なんだぞ」っていつも心の中では思っていました。

じゃ、薬剤散布で楽をするにはどうすればいいのか、

それはホースを引くのをもう一人の人に手伝ってもらうとよいのです。

簡単ですよね。これってどこの農家さんもやっています。

でも、これって意外と効率が悪い。だって二人作業になるからです。

もしこの作業が一人で出来てもう一人は違う生産性のある仕事ができたら・・・

この防除ひとつにとっても、アタッチメントの取り付けひとつにとっても

一人でできるのと二人必要なのでは生産性が全く違います。

私は、いつも妻は他の仕事をして、安定的な所得を得ていれば我が家の経営は

「安定するのになぁ」って考えていました。

つまり、妻は妻で生産性のある仕事をして、私は私で生産性のある仕事をするには

どうすればよいかっていつも考えていました。

つまり、私の場合は「体力的にきつい」より、どうしたら一人で生産性をあげることができるか?の方が最大の悩みでした。

当時、私は

妻と二人でしたから二人分の給料を稼ぎ出さなければならないって思っていたのですが、

農業は所得が不確定な職業で、良い時もあれば悪い時もある不確定要素を多く含むハイリスクハイリターンのビジネスだって割り切っていました。

ですから、いつもどうやって経営を安定させようかばかり考えていました。

ところが、最近では、機械も進化し、一人でアタッチメントが取り付けられたり、ブームスプレイヤーなど乗用薬散機やドローンなんかで防除できたりして、人件費を削減し、生産性を上げることができる夢のような時代になってきました。

これにより、かなり省力化が出来るのです。つまり一人でできるようになったり、一人当たりの作業性、生産性があがってきたのです。

しかし、これらを導入すれば、当然農機具の支払いなどの支出も増えてきます。そうなると更に売上を上げなければならない。

そして、その為には規模を拡大せざるを得ない。

といった具合に経営を安定させるどころか、事業拡張による過剰投資スパイラルに入り込んでしまう可能性があります。

つまり、農業は一人当たりの生産性を高めて安定性を図ろうとすると規模を拡張し、売り上げを上げていかなければ成り立たないようになっているのです。

この現象は今始まったわけではなく、昔からその道をたどってきています。

例えば、

私の祖父(大正生まれ)のころは3桁農業って言って、どうすれば100万売り上げるかの時代だったそうです。

私の父(S16年生まれ)のころはいかに1000万売り上げるかの時代だったようです。

そして今、私の時代はいかに1億売り上げるかの時代になました。

そして次世代はいかに10億売るかの時代に必ずなります。

このように、いかなる時代でも効率化、合理化、省力化の方へ時代は流れ、生産性が高まることを人々は求めていくのです。

そして我々農業者はその時々の変化に対応していくしかない・・・

つまり、「農家の本当の悩み」とは

“一人当たりの生産性を高めるその時々の時代に対応していく”ということなんです。

更に付け加えると、

これができれば自分や家族の生活が安定し、これができなければ自分や家族の生活がままならない状態になるかもしれない・・・・

といった不安を抱えているのです。

では、

今、時代の変化にどうやって各農家は対応していっているのか?

大きく分けて2つあります。

ひとつは「明確ビジョンを持ち、計画を立てて実行している戦略的農家」

もう一つは「時代に流されて目の前の対応に追われているその場対応型農家」です。

ひとつ目の農家はなりたい農業、やりたい仕事、理想的な人生を

描いてそれに紐づいた農業を実践しています。

一方、二つ目の農家は

目の前の情報に振り回され、時間とお金の使い方がまるで分らず、

隣の人が新しい機械を買ったから私も買う。隣の農家が外国人技能実習生を入れたから

自分のところにも入れる。って具合に常にその場対応で、いずれはおカネが回らなくなってしまいます。

今まではこの二つの農家の差があまり出なかったのですが、

これらはこれから顕著に表れることになります。

その理由は農産物単価の高騰がなくなるからです。

これまではその場対応型農家でもたまにある農産物の高騰による“ボーナス“みたいな

売上追加でその場をしのげたりすることが出来ていました。

しかし、いずれこの「ボーナス」がなくなります。

詳しくはまた別の機会にお伝えしますが、農産物流通業者もかなり厳しい状況ですので

おそらく、高値取引を回避する手段(輸入とか)をフルに活用してくるからです。

さらにもう一つは補助金助成金です。

農業は過保護に保護されている典型的な産業です。

それも先ほどの「戦略的農家」から「その場対応型農家」まですべてが保護の対処になっていました。

しかし、そろそろその手法にも限界がきています。

つまり政策もすべての農業者を保護するよりも積極的、戦略的な農家を支援しようって

動きにシフトしてくはずです。

これは今でいう、認定農業者にあたります。

でも、認定農業者だからと言って安心してはいけません。

更に、いずれは法人化、大規模化農家が有利になる政策へとシフトしていくのではと予測されています。

実は、

このようなことは私が言うまでもなく、農家さんはこれらの事には薄々気が付いています。

だから、不安なんです。

しかし、

「何から始めて、何をやればいいのかがわからない・・・」

これが、本当の農家の悩みなんです。

わたしがこのように断言できるのは農業コンサルタントしてそう感じているからです。

私の会社、農テラスでは常時、「無料経営相談」を実施しています。

しかし、無料にもかかわらず、悩みを相談に来られる方って意外と少ないんです。

なぜだと思います?

それは農家の方々が、

「何を悩んでいるのか?」「何を相談してよいのか?」わからないんです。

ただ、やみくもにこころの奥底に不安がある。なんかスッキリしない。

もやもやする・・・

そういう方ってあなただけではないんです。他にもたくさんいらっしゃるんです。

ですから、こういう方のために

実施しているのが毎回お知らせをしている「農ビジセミナー」です。

何を悩んでいるのかわからないがなんかスッキリしない方。

悩んでいることがあるけど人には言えない方

何か今のままではダメだと思っているけど何から始めたらいいのかわからない方

などなど、

今の現状を少しでも変えたいって思っている方は農ビジセミナーにお越しください。

必ず何かしら「来てよかった」って答えがかならず見つかりますよ(^^♪

 

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