できる農家は「記録」で未来を予測する

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いつもご覧いただきありがとうございます。

農業参入コンサルタントの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回のテーマは「情報・データの記録」について

農業は集めなきゃいけないデータが多すぎる!

こう感じたことはありませんか?

常日頃の施設内の温度、夜温、湿度、土壌水分

日照量やco2などの栽培環境に関するデータ、

ph、ECなどの土壌状態、

栽培物の成長記録、作業記録、

防除記録、農業機械のメンテナンス記録

天気、市場価格変動、

規格ごとの収量、出荷量、卸単価、売り上げ

取引先ごとの売り上げ、受発注に関することなど

上げればきりがないくらいの記録データをつけなければ

なりません。

特に今の時期は確定申告の時期で

経費を仕分けしたり、売り上げをまとめたりされている頃ではないでしょうか。

さらには取引先から

生産履歴を出してほしい、出荷予定表を出してほしい

次年度の生産予定表が欲しいなどなど

情報開示を求めれている方も多いでしょう。

また、有機JASやGAPなどの認証を受けられている方は

審査のために日々の記録をつけていると思いますが、

これも認証審査のための記録、入力で

本来の目的から少しずれている

というような農業者が大半のようです。

では、記録や情報データを蓄積する本来の目的とは

何でしょうか?

答えは「未来予測」のためです。

これから栽培管理記録は

生育不良、病害被害を早く察知し収量減少リスクを未然に防ぐため

天候気象の記録は

災害リスクをを予測したり、天候不良による作業工程の遅れが生じることで収量、出荷量が減少を未然に防ぐため

売り上げ、経費の記録は

おカネの出入をチェックして経営が傾かないように事前に

対策を打てるようにするため

生育記録は

出荷時期や出荷量を取引先にあらかじめ連絡して

出荷ロス(機会ロス)を少なくするため

市況、相場の記録は

市場、マーケットの動きを把握して取引先からの

受注予測に対応できるように準備をするため

などなど

これらはすべて未来におきる出来事を事前知るための記録なのです。

目の前の出来事に振り回され、一喜一憂する

その時々で対応に迫られる

「その時農家」ではなく

常に先を見ながら事前に対応を決める

「これから農家」になりましょう。

これまでの農家は記録、情報の収集活用に

縁遠い業界でしたが、

これからはどこよりもこれらデータを駆使した

最先端の農業を目指してほしいと思っています。

 

 

 

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