農協の辞め方

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いつもご覧いただきありがとうございます。

農業参入コンサルタントの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

さて、今回のテーマは「農協」ついて

農業ビジネスオンライン講座

第5弾

「農協のやめ方」について

先に言っておきますが、農協をやめろ!ではありません。

あくまで

農協のやめ方についてです

内容は以下です

まずは

細かい話は控えますが、

結論を言うと農家の集まりです。

ですから、農協の文句を言ったところでそれは農家の集まりに文句言っているよなもの

ですから、農協は何が問題で何が良いのかを整理しましょう

農協の悪いところは

営農指導が主のはずが、金融業や、その他商社機能に力を入れていること

農協組織が農家を向いていない事

本気で農家のことを思うならばもっと農家に厳しくすべきです。

速い話が簡単にお金を貸さない、補助金を出さないってこと。

この話は長くなるので止めておきますが

農協は本来役割を待とうしていないのは良くないことです

(すべての農協がそうであるのではないです)

次に良いところ。

これは農協の本来の目的である

相互扶助です。

小さな農家も大きな農家も互いに助け合いましょうという

互いを重んじる素晴らしい精神のもと組織されています。

ですから、

小さい農家はたくさんの出荷ができなくて

市場へ持ち込んだ時不利になります。

なぜなら

大きな農家がたくさん持ち込んだ方が買い手からすると仕入れやすいからです

そこで組織(共同販売部会)作って売るようになったのです。

2、組織に属するメリットデメリット

つまりこの相互扶助というのは

弱者を守ることに長けた組織であることがお分かりになられると思います。

ということは、

規模を拡大し、自社でたくさんの量を取り扱うことができるなら

農協に属する意味があまりなくなりますよね。

これが、現在の農協離れの一因でもあるのです。

例えば

自分で資材を購入すれば農協で購入するより安く手に入ります。

でも、農協で買えば1個買う農家と1000個買う農家では

値段は一緒です。

相互扶助ですからこの資本主義経済の理屈は通じません。

そうなると皆農協から買わなくなります。

他にも農協を離脱すれば配送の手配は自社で行うことになります。

ロットの問題で配送料は高くつくかもしれません

また、代金回収に関しても個人や小さな農業法人では

与信管理もできません。

また、これまで農協の選果場に委託していた部門も自社でやることになります

自社で選果機を導入し、自社で選果選別梱包スタッフを抱えることになります

これらを考えると

農協が手数料はとるものの、自社でこれらをすべてやるよりは

農協に委託していた方が楽かもしれません。

3 自分でやる覚悟

  農協を辞めるならばやめるでこれらを自社でやる覚悟が必要です。

  農協を辞めるメリットはたくさんあります

  先ほどの資材購入に関してはどれだけでも合い見積もりを取って

安く手に入れる業者を探すことだってできます。

  運賃も運送会社と交渉してより有利な便を構築したりもできますし、

  売り先だって自社の努力次第では農協より高く有利な条件で卸すことだって可能です

  選果選別も取引先様に合わせることができるので選果選別が簡素化出来たり、省力化出来たりもします。

また、オリジナルのパッケージで差別化やブランディングも可能です。

とにかく

組織に属していれば組織にいる不自由さはあるもの自分で責任を取る範囲は狭く、

組織を脱して自ら自由にやりたいのであれば

すべて自己責任でどれだけでも自由にやれるってことです。

サラリーマンが会社を辞めたいって嘆いている割にはなかなか会社を辞めずに

そのままずるずると一生サラリーマンでいるのと同じで

実は組織にいる方が楽なのです。

ですから、よほどの覚悟がない限り私は独立して起業したり、農協を辞めて自社独自路線を進むという選択しはおススメしません。

最後に、気を付けなければならないのは農協は会社でないので

利益は組合員に還元されます。

より多く農産物を出荷した農家、より多く農業資材を買った農家、

より多く農協事業を利用した農家には多くの還元があるのです。

ですから、農協を辞める辞めないの2択ではなく、

農協は農協のルールがあるのでそのルールに沿うことができるか否か

がポイントになります。

自らが理事になり、組合長になってそのルールを変えるという選択もできます

最初に話した通り、

農協を辞めるのを推奨しているのではなく、

自分がどういう農業をやろうとしているのかが問題なのです。

それでも自社で農協とは違う販売路線を作りたい、しいては農協を辞めたいって思われているのであれば

次回からお届けする動画をご覧ください

次回は農協を辞めたら販売はどうするのか?

相対取引のススメについてです。

【動画をご覧になりたい方はこちら】

 

次回は相対取引、契約栽培の仕方についてです

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