初めてお父さんお母さんになる新規農業者の皆様へ

いつもご覧いただきありがとうございます。

農業パーソナルトレーナーの山下です。

今回は新規農業者にどうしても読んでいただきたい内容です。

 

今、九州のある自治体が実施している新規農業者のための研修施設で

実際にパプリカを栽培しながら農業を学び、2年後に独立できるようにする

というプロジェクトをお手伝いさせていただいてます。

そこには夏作用10aのビニールハウスと同じく10aの冬作用連棟ハウスが

2つづつあり、二人の方が実習をされています。

私は経営を教える立場で入っていますが、

現状はかなり大変です。

 

なぜならば生産が思う通りにいかない・・・

 

つまり経営どころかモノができないので

売上も上がらず赤字が続いてるのです。

生産に必要な資材はすべて研修生が負担。

その施設に関わる光熱費なども負担。

負担しなくてよいのは

ビニールハウス代、ボイラー、潅水、

防除、センサーなど栽培環境設備の

費用。

 

つまり、農業を始める際に必要な

初期投資分はいらないで

生産に関わる費用だけで良いってことです。

 

これって、農業始めた人ならわかると思うんですが、

かなり画期的で、

製造原価だけで農業ができちゃうってことなんです。

数字でいえば

売上1000万の時、製造原価が約400万

初期投資の償還(原価償却費)が約200万

人件費が400万のうち、200万が軽減されるようなもの。

 

本来なら真っ黒な経営になるはずなんです。

ところが真っ赤。

 

原因は

 

 

モノができないから。

 

ではモノができない理由は・・・・

 

よくある新規農業者あるあるで、

モノができない理由第1位って何だかわかりますか?

 

 

それは

 

 

 

 

土づくりなんです

 

野菜は土が作ります。

もちろんそのほかの環境も影響します。水、温度、光・・・

 

それでも土から上の部分よりも下の部分。

つまり根が張る部分がとても大事なんです。

その土が病原菌に侵されていたり、

その土が単粒化していたり、

その土が肥料不足でやせていたり・・・

 

いくら土より上の空間の環境を良くしても

 

土がダメらな元の木阿弥

 

 

 

最近多いんです。

土から上の環境制御ばっかりおカネかけている施設で

農業を始めちゃう方が・・・

 

そういった方々は大概うまくいっていません。

 

ところでこの研修施設はどうかというと・・・

その土づくりが要らない!

 

なんと1

バッグ培土(ココピート:ヤシやココナッツの皮を使った資材)で

土を使わない方法で栽培しているんです。

つまり、土づくりは必要ないってこと・・・・・

 

ってことは、新規農業者が一番最初にぶつかる

土づくりで収量を落としたのではない!?

 

ではなぜモノができなかったのか・・・・

 

 

答えは

手が回らなかったから

 

 

 

手が回らないってどういうことかっていうと、

やらなければいけない作業が多くて

大事なことをやらないで、ほったらかしにしていたってこと。

 

野菜の栽培には大事なポイントが幾つかあります。

この話は長くなるので今回は一つに絞りますが、

 

それは

育苗と定植後の管理です。(移植するタイプの野菜)

苗半作っていって苗づくりでその苗が将来どれくらい実を成らせることができるかが

決まります。

次に、定植(移植)してから農業は3週間。

苗がどれほど素晴らしいモノであっても

植え替えたときにストレスがかかります。

細かく言うと根に痛みや苦しみを与えてしまいます。

この期間は苗が大地に根を張る期間

この3週間でどれだけ根を張ることができたか否かで

その苗の一生は決まるのです。

 

では今回の研修施設ではどうでしょうか?

苗は農協の育苗センターに委託してます。一応プロが作っていますで

苗はそれなりのもが出来ているはずです

そして移植する大地はバック培地ですから均一した無菌状態の

大地ですので問題ありません。

肥料、水に関しては点滴によるコンピューター制御で

適正な量が供給されるので問題ありません。

 

 

そうなると・・・

 

どこに問題があったのでしょう・・・・

 

それは

 

 

移植後3週間の観察です

 

移植後の苗の成長過程を見ていなかったってことです

 

これって

 

生まれたばかりの赤ちゃんが

病院から自宅に帰ってきた後にないもしないで

3週間ほったらかしにしているのと

同じことなんです!

 

ほったらかしにされた赤ちゃんは

どうなると思います?

おなかがすいた、おむつ換えてほしいって

泣き叫びますよね、

 

ひたすらただひたすら泣き叫ぶんです。

子供が生まれて1年くらいは夜中であってっもミルクをやったり

食事中でもおむつを替えたり、掃除しながらでもおぶったり・・・・

とにかく大変なんです。

 

でも

 

野菜の苗は泣いてくれません。

いや、泣いてるんですが、まだ新規農業者に聞こえないんです。

 

苗の鳴き声が。

 

あついよー

さむいよー

湿度が高いよー

おなかすいたよー

水のみたいよー

水多すぎるよー

 

3週間。

たった3週間でいいんです。

 

移植した苗に寄り添って下さい。

苗の声を聞いてあげてください。

この苗は一生懸命に

 

根を張ろうとしてます。

 

その根が

 

その苗の一生を決めます。

 

とても大事な時期なんです。

 

~初めてお父さんお母さんになる新規農業者の皆様へ~

あなたが初めて栽培する苗は大事に育ててください。

絶対に目を離さないでください。

 

そうやって大事に育てた苗は

いずれたくさんの実をつけて

あなたに恩返しをしてくれることでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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