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農業パーソナルトレーナーの山下弘幸です。
今回はのテーマは「トマト農家が相談にやってきた」です。
ここ数年トマトの市場価格は暴落し、トマト産地は悲鳴を上げています。
そんな中、ある生産者が助けを求めて農テラスを訪ねてこられました。
この生産者はトマト栽培25年以上のベテラン農家。
これまで順調に規模拡張を行い、従業員も外国人技能実習生を含み
4名の農業生産法人である。
ただ、出荷先はすべて県内の卸売市場。
社長の悩みは
この相場低迷期を脱するにはどうすればよいか?であった。
対策として考えてこられたのは二つ
ひとつは先進技術を取り入れて反収を上げるというモノ
もう一つは市場取引だけではなく相対取引を始めたいということだった。
山下:
㎏単価×数量=売上 売上ー経費=利益ですから
㎏単価300円×1000㎏=30万が売り上げですよね
売上30万から経費29万の時の利益は1万円になります。
そこで農家は単価を上げるかもしくはキープしたままで計算したがります。
また、数量(収量)も1000㎏取れること前提で計算しちゃうんです。
で、そのまま経費は29万使っちゃう。
でももし、
㎏単価が200円で収量(数量)が800㎏だったら売上は16万になっちゃうんです。
売上16万から経費29万を引くと・・・マイナス13万になってしまいます。
ところが、最初っから売上16万になることを予測して経費を15万で抑えていた農家は
その時でも1万円の利益を得ることができるんです。
これが稼げる農業の経営法なんです。
それでも何とか高く売りたいって頑張っている農家さんもいらっしゃいますが、
仮に㎏300円で卸したトマトは末端(店頭)価格では㎏800円ぐらいになっちゃいます。
一方、㎏200円で卸したトマトは末端(店頭)価格で㎏500円程度で販売されます。
末端のお客様はどちらを買うでしょうか?
よほどの付加価値がついていない限り安い方を買いますよね。
ということは値段高くして売ろうとしても
末端のお客様が買ってくれなければモノは流通しない、
つまりおカネは流れないので結果的に
農家にもおカネは流れてこないんです。
決して安売りしろって話ではなく、高く売ろうとしても
末端のお客様が買ってくれなければ意味がないということなんです。
ではなぜ?末端のお客様は高く買ってくれないのでしょうか?
理由はいくつかあると思いますが、トマトがそんなに珍しくないってことが
第一の要因です。
簡単に言えば増えすぎたってことです。
どこのスーパーに行ってもトマトは山のように積んであります。
ある程度需要に対しての供給量が落ち着かないと(減らないと)この
トマト価格低迷はもう少し続くような気がしています。
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