できる農家は「優良農地」を持っている

いつもご覧いただきありがとうございます。

農業参入コンサルタントの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

新規農業者のための農業ビジネススクール

農業ビジネス オンライン講座 第11講

今回のテーマは
できる農家は「優良農地」を持っている。
農地がダメだと経営がダメになる。

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農業経営は
ヒト・モノ・カネ・情報活という資源ををバランスよく活用することです。

その中で、モノに当たるのが

農業の場合は「農地」になります。

なぜなら、
農業ビジネスやっていく上で、
農業経営者は
2つのことをやらなければいけないからです。

一つはつつがなくモノができる仕組みづくり
もう一つはつつがなくモノがおカネに変わる仕組みづくりです。

その基本となる
モノができる仕組みを左右するのが

農地であり、その農産物をはぐくむ「土」だからです。

しかし、この農地に振り回されている

若手農業者、新規農業者、農業参入した企業は少なくありません。

農業経営が成り立つためには売上を上げる必要があります。

その売り上げは

出荷収量×単価です。

その出荷収量を上がるには

その農産物が育つ環境が大事です。

悪い環境だと生育不良や軟弱成長し病害虫や災害に弱い
農産物になってしまうからです。

つまり

農産物が育つ環境が悪ければ

売り上げにつながる収量(出荷量)が伸びないことになるのです。

そしてその大元になるのが

「農地」です。

これほど大事な農地なのですが、

農業参入する素人は安易に農地を選んでしまいます。

これにはワケがあって、

優良農地はその地域の既存の農家さんが
しっかりと抑えているからなんです。

ですからこれまで農業に参入してきた新規農業者や
新規農業参入企業は

ポテンシャルの低い農地をつかまされてかなり苦労してきました。

なぜ?そんなことがまかり通ったのかというと

一つは耕作放棄地の解消という名目で自治体が
新規農業者に利用者、耕作者として活用したからです。

自治体にとってみれば耕作放棄地の解消は社会問題。

それを新規農業者に使ってもらい、
その農業者がうまくいけば税収も上がり

一石二鳥ということです。

しかし、

耕作放棄地とは

呼んで字のごとく

耕作を放棄された地の事

耕作を放棄されたのには

それなりの理由があるのです。

いわゆる土が悪い、環境が悪い、立地が悪いなど

何かしら農業経営をしていく上で不都合がある農地が
多いもの。

そのことを知らない新規農業者は

よそ者でその地域につてがなく

農地を借りれるならどこでも良いというスタンスで
借りてしまう。

しかし、その地は良くないことは地域住民の人は知っている。

そうやって

ただでさえ、農業のことをあまり知らない新規農業者は
不毛な農地をつかまされ

プロでも手を焼くような農地で
上がるはずのない生産性を上げるために

ムダに時間とお金と労力を使っているのです。

ということで、新規農業者の皆さん。

今あなたが耕作している農地は

大丈夫ですか?

不毛な大地ではありませんか?

もし、そうであるならば、手放すか、真剣に土づくりを
された方が良いです。

土はいったん作ればそのあとも良い農産物を生み続けてくれます。

しかし、生育条件を満たしていな、つちづくりができていない土は、

あなたがどれだけ頑張ってもそう簡単によい作物はできないでしょう。

つまり売り上げがあらないということです。

結果、土壌改良剤だの
葉面散布剤だの、微生物資材だの、○○活性剤だの

高い資材ばかり買い続け、いつまでたっても
おカネが残らない・・・・

なんてことになりうるのです。

農地を侮ていると苦しい農業になってしまいます。

たかが農地、されど農地。

農地こそが健全経営のための

母なる大地なのです。

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これまでの新規農業者のための農業ビジネス講座をご覧になりたい方は

コチラからどうぞ。

第1講 農業センス 適正診断

第2講 農業所得はどれくらい必要なの?

第3講 農業事業にかかる経費について

第4講 初期投資を抑える方法

第5講 何作ればよいですか?

第6講 どうやって売ればよいですか?

第7講 おカネの残し方、使い方

第8講 効率を上げる3つの方法

第9講 人を使う極意

第10講 記録で未来を予測する

第11講 農地がダメだと経営がダメになる

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