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技能実習生は欠かせない

いつもご覧いただきありがとうございます。

稼げる農業、儲かる農業をテーマに

企業参入や新規農業者の農業参入コンサル、

農業経営者のためのマーケティングや経営サポート、

全国で農業講演、農業セミナーをやっています。

農テラスの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

新規農業者、若手農業者の皆さん、youtubeの動画をご覧いただいていますでしょうか?

このチャンネルでは意識高い系農家のための農業ビジネス講座を配信しておりますので

是非ご覧いただきたいと思います。

詳しくはこち(農テラスチャンネル)

https://www.youtube.com/channel/UCzkSXEdWvWxFe3KvYvlT40A?view_as=subscriber

今回のテーマは「技能実習生は欠かせない」ってお話です。

「キエン!トマトどれくらい採った?」
「シャチョウサン、モウ30kgもトッタヨ」

ベトナムとカンボジアから来ている技能実習生との毎日のやり取りだ。

彼女たちは遠い国からやってきた。
自分の子供や家族を母国に置いて。

それでも彼女の顔は明るい。

「シャチョウ、モットモットハタラクヨ!」

「ツギシゴトナニスレバイイデスカ?」

母国から4,000㎞も離れた
日本で働く彼女らを見るといつも頭が下がる。

私が知る限りでは
彼女らは勤勉でよく働くし、人懐っこくとてもフレンドリーだ。

知らない土地で、知らない人ばかりいるところで

来ている娘たちはみな貧しい農村出身者が多い。
それでも言葉を学び仕事を学び数年間日本で暮らしている。

いまや日本農業に欠かすことができない存在になっている。
今日、こうして安心して安全な農産物が食卓に並んだり、お弁当を食べたり
レストランで食事したりできているのは間違いなく彼女たちの存在ありきだ。

日本になんて行きたくない!
日本行っても楽しくない!
日本で農業なんてやりたくない!
くまもとになんて行きたくない!
くまもとで農業なんてやりたくない!って

言われたら・・・
もしかしたら、農業現場は回らなくなるかもしれません。

外国人労働者の受け入れについては賛否両論あると思います。

以前は安い労賃で働かせるイメージが強かったのですが、今は違います。

逆に
受け入れ業者諸手続き費、生活環境整備費諸々に加えて規定賃金を払うと
日本人を雇用するより支出は高くなります。

それでも農業界では貴重な働き手として注目されています。

そこで熊本県では積極的に「くまもと農業」に来てほしいと

くまもととつながる農業外国人人材育成研修を
をはじめました。

くまもとに来て農業を学び母国に帰ってからも活かせるようにと。

これから私たち受け入れ側も
同じ働く仲間として受け入れていただきたいモノですね。

だから、
頑張ってくれる人はワーカーとしてではなくビジネスパートナー(幹部)として働いてもらうこともありだと思っています。

日本人だからとか、日本人じゃないからだとかじゃなくて。
対等に。

今日は県が主催する
熊本とつながる農業外国人育成研修会で
くまもとに来てくれている技能実習生、特定技能実習生に
講義をさせていただきました。

IMG 4142

参加してくれた実習生は

とにかく明るい。

なんかこっちが元気をもらったような気がします。

日本にきて良かった~
くまもとに来てよかった~
くまもとで農業やってよかった~って

少しでも思ってもらえたならいいなー
って思いました(^^♪

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大手フリマサイトが農産物を取り扱い始めると・・・

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農業参入コンサルタントの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

さて、今回のテーマは「野菜。農産物のネット販売」ついて

先日FRIDAYから取材があったんです。

FRIDAYってあの芸能、スポーツ、社会事件をスクープする講談社の雑誌の。

先に話をしておきますが、私がスキャンダルを起こしたわけではありません。

いや、仮にスキャンダルを起こしたところで

私なんかに取材が来るわけがありませんが。

記者に話を聞くと

とあるフリマサイトが野菜売買の仲介を始めるらしいと。

へえー知りませんでした。

それで?私に何の御用でしょうか?

実は、農業の流通についてお聞かせいただきとの事。

要は、農産物はこれまで(いまでも)農協や市場を介して流通していたものが

フリマアプリなどのサイトで売られて大丈夫なのか?

大まかに言えばそういった取材だった。

結論を申し上げますと。

「いいんじゃないんですか?」

「っていうかどこがいけないんでか?」

記者はこういう。

農産物の流通は農協や市場を介しているから安心、安全だと。

自由な流通は安心安全なのかと。

確かに食の安心安全についての消費者の意識が高いのは知っている。

がしかし、現在の日本の農産物がすでに安心で安全だとというのは

ちょっと偏っている。

ここでは農産物の安全性については語りませんが、

流通過程においてこれまでの市場流通から市場を介しないダイレクト販売へ

移行していくのは明らかだと思っています。

私の娘は現在名古屋郊外に住んでいるのですが、

近くにスーパーがあるのに、野菜はネットで注文するという。

理由は二つ。

一つは持って帰るのが重たいから

二つ目は野菜を選らぶ基準がわからないから。

なんとまあ。親の顔が見てみたい!

娘には

親として苦言を呈したいところだが、

この二つ今どきの若者には利にかなっている。

今や車を持たない、車に乗らない、自動車免許すら取らないのが普通らしく、

だから、重たい買い物はすべてネットで済ませるそうなんです。

例えば水とかお茶とか飲み物。そしてかさばるトイレットペーパーなど。

そして野菜も確かにどの野菜が良い野菜か?なんて今どきの子供たちは知らない。

そしてネットで注文して万一虫食いや、劣化商品が届こうものなら

レビューに書き込む。

「このお店サイテー。マジむかつくー」

「このお店で野菜買わないほうがいいーよ」って

誤解のないように言っておきますが、私の娘はこんなじゃありません。

でも、これが今どきなんです。

ってことになると

スーパーの店員はネット注文を受けたお客様には

悪くレビューを書かれないように気を使いながらより良いモノをお届けする。

そうすると

「このお店サイコー」

「このお店神―、野菜たのむなら絶対ここがいいと思うー」って

誤解のないように言っておきますが、私の娘はこんなじゃありあません。

でも、これにより情報があっという間に拡散されて

ネットで野菜を買う若者が増えてきているのも事実。

冒頭でお話した

有名なフリマサイトはまさに若者に絶大な人気を誇っています。

ということは

そのサイトで野菜を売り始めると・・・・

どうなるのか・・・

そうです。

めっちゃ売れる!んです。

おそらく、これをみこしてのこと?かどうかわかりませんが、

とにかく、偉いことになってきました。

2020年はもう一つ偉い時代になりますよね。

これは皆さんご存知の「5G通信」の開始です。

これは第5世代移動通信システムといって、これまでの通信速度が100倍はやくなります。

これってどういこと?って思われるかもしれませんが、

わたしも詳しくはありませんが、とにかく情報伝達が「低遅延」って言って

とにかく瞬時に伝わるらしいんです。だから自動運転の車もドローンも

事故の確率が少なくなるってこの前TVでやっていました。

さらに、スマホの普及がさらに加速し、スマホでお買い物するのがフツーになるんです。

だから、これを見越して

Paypayとかlinepayとかスマホ決済を一機に進めてるんです。

本題に戻すと、

とにかく野菜や農産物がスマホで買い物する時代になるってことなんです。

今や、スマホの中に入っていない会社は置いてけぼりを食らいます。

スマホで検索して出てこない会社は営業していないのと同じだそうです。

これって実は

農業にも当てはまるんです。

いや、これからは農家も農産物も検索されて

最初にヒットしたところから売れていくんです。

すごい時代になってきましたね。

これに先駆けて、農ビジセミナーでは昨年より、

ダイレクトマーケティングの勉強会を始めています。

だって、まだ、誰もスマホで野菜売っている人いないんでしょう。

だったらめっちゃチャンス!

だから、今すぐやるべきなんです。

でも、何から始めたらよいかわからない!って

そうですよね。

だって、これまで誰もこんなことやってこなかったんですから。

そこで今大注目されているのが

北海道富良野でメロンを作っている寺坂さんっていう農家さん。

私より少し年下の47歳。

15年前よりメロンを直販しようって頑張ってこられて今では全部自分のサイトで直販しているんです。それも売上1億円以上!

寺坂さんとは5年前に知り合って以来お付き合いがあって、今回私の農ビジセミナーに来てくださったのです。

もちろん直販するときのポイントについて詳しく教えて頂きました。

農ビジセミナーの様子はyoutubeにupしていますので

ご参加できなかった皆さんも

是非こちらでご覧いただけます。

最後にFRIDAYの記者からこう尋ねられました。

山下先生の考えらえるこれからの農業ビジネスは

どんなふうになるとお考えになられていますか?

私はこうお答えしました。

今、頭で想像していることはすべて可能となります。

頭の柔らかい人が思い描く農業がこれからの新しい農業ビジネスとなるでしょう。

そして既存の農業から脱皮できないままこれまでの農業を続けていく人もたくさんいる

はずです。

そうです。

これからの農業はどの産業よりも格差が広がります。

うまくいく人はとてつもなくうまくいき、

そうでないひとはそうでないままの農業を営むでしょう。

記者の方は困惑されていました(笑)

でも、私には確信があります。

なぜならば、あのFRIDAYが農業を取材しているんですよ!

昔では考えらえなかったことが今起きる。

ってことは今考えらえないことが未来起きる。

どうです。ワクワクしませんか?

ズバリ!農業で成功する農業者は2つの仕組みを作っている!

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農業ビジネススクールオンライン
新規農業者のための農業ビジネス講座

全12講座、いよいよ最終講です。

最後の講座の
タイトルは

農業参入コンサルタントが教える
成功する経営者になる方法!

なんと、まあ、大胆なタイトル!

って、思われたと思いますが、

内容は、農業経営のゴールっていうか、

完成図を解説しています。

農業経営の完成図?って何?って

思われるかもしれませんが、

どの業界にも理想とするビジネスモデルのカタチってのが
あるんですが、

農業業界には

これ!
っていうビジネスモデルが存在していなかったんです。

なぜなら、農業はビジネスとしてとらえらえていなかったから。

ですから、

農業ビジネスはどこまでやれば成功か?って
定義が存在していないんです。

ですから、私なりに

最先端の農業経営者がやっていることを
まとめて、

それを

農業ビジネスのゴールにしてみました。

結論を言えば、

最先端の農業経営者は

2つの仕組みを作っているってことです。

一つは

つつがなくおカネを生み出す仕組み

もう一つは

つつがなくおカネが回る仕組みです。

お時間ある方は
動画をUPしていますので

ご覧いただけるとありがたいです。

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できる農家は「優良農地」を持っている

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新規農業者のための農業ビジネススクール

農業ビジネス オンライン講座 第11講

今回のテーマは
できる農家は「優良農地」を持っている。
農地がダメだと経営がダメになる。

youtube動画はコチラ

農業経営は
ヒト・モノ・カネ・情報活という資源ををバランスよく活用することです。

その中で、モノに当たるのが

農業の場合は「農地」になります。

なぜなら、
農業ビジネスやっていく上で、
農業経営者は
2つのことをやらなければいけないからです。

一つはつつがなくモノができる仕組みづくり
もう一つはつつがなくモノがおカネに変わる仕組みづくりです。

その基本となる
モノができる仕組みを左右するのが

農地であり、その農産物をはぐくむ「土」だからです。

しかし、この農地に振り回されている

若手農業者、新規農業者、農業参入した企業は少なくありません。

農業経営が成り立つためには売上を上げる必要があります。

その売り上げは

出荷収量×単価です。

その出荷収量を上がるには

その農産物が育つ環境が大事です。

悪い環境だと生育不良や軟弱成長し病害虫や災害に弱い
農産物になってしまうからです。

つまり

農産物が育つ環境が悪ければ

売り上げにつながる収量(出荷量)が伸びないことになるのです。

そしてその大元になるのが

「農地」です。

これほど大事な農地なのですが、

農業参入する素人は安易に農地を選んでしまいます。

これにはワケがあって、

優良農地はその地域の既存の農家さんが
しっかりと抑えているからなんです。

ですからこれまで農業に参入してきた新規農業者や
新規農業参入企業は

ポテンシャルの低い農地をつかまされてかなり苦労してきました。

なぜ?そんなことがまかり通ったのかというと

一つは耕作放棄地の解消という名目で自治体が
新規農業者に利用者、耕作者として活用したからです。

自治体にとってみれば耕作放棄地の解消は社会問題。

それを新規農業者に使ってもらい、
その農業者がうまくいけば税収も上がり

一石二鳥ということです。

しかし、

耕作放棄地とは

呼んで字のごとく

耕作を放棄された地の事

耕作を放棄されたのには

それなりの理由があるのです。

いわゆる土が悪い、環境が悪い、立地が悪いなど

何かしら農業経営をしていく上で不都合がある農地が
多いもの。

そのことを知らない新規農業者は

よそ者でその地域につてがなく

農地を借りれるならどこでも良いというスタンスで
借りてしまう。

しかし、その地は良くないことは地域住民の人は知っている。

そうやって

ただでさえ、農業のことをあまり知らない新規農業者は
不毛な農地をつかまされ

プロでも手を焼くような農地で
上がるはずのない生産性を上げるために

ムダに時間とお金と労力を使っているのです。

ということで、新規農業者の皆さん。

今あなたが耕作している農地は

大丈夫ですか?

不毛な大地ではありませんか?

もし、そうであるならば、手放すか、真剣に土づくりを
された方が良いです。

土はいったん作ればそのあとも良い農産物を生み続けてくれます。

しかし、生育条件を満たしていな、つちづくりができていない土は、

あなたがどれだけ頑張ってもそう簡単によい作物はできないでしょう。

つまり売り上げがあらないということです。

結果、土壌改良剤だの
葉面散布剤だの、微生物資材だの、○○活性剤だの

高い資材ばかり買い続け、いつまでたっても
おカネが残らない・・・・

なんてことになりうるのです。

農地を侮ていると苦しい農業になってしまいます。

たかが農地、されど農地。

農地こそが健全経営のための

母なる大地なのです。

youtube動画はコチラ

これまでの新規農業者のための農業ビジネス講座をご覧になりたい方は

コチラからどうぞ。

第1講 農業センス 適正診断

第2講 農業所得はどれくらい必要なの?

第3講 農業事業にかかる経費について

第4講 初期投資を抑える方法

第5講 何作ればよいですか?

第6講 どうやって売ればよいですか?

第7講 おカネの残し方、使い方

第8講 効率を上げる3つの方法

第9講 人を使う極意

第10講 記録で未来を予測する

第11講 農地がダメだと経営がダメになる

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■第14回農ビジセミナーのお知らせ

今回のテーマは

「2020年、農業は自分で売る時代到来!自分で価格をつけて売る方法について」です。

従業員に頑張ってもらうためにも、お客さんに商品を買ってもらうにも

会社や商品に対して「共感」してもらわなければいけませんよね。

そこで「共感」してもらうには「言葉」がとても重要になってきます。

どんな言葉で伝えるのか。

特にマーケティングではこの「伝える」文章、伝わる「言葉」が重要です。

そこで今回も素敵なゲストをお招きして一緒に勉強いたしましょう!

今回は

くまもと経済 記者(ライター)徳山さんをお招きして

「プロが教える見出しの書き方」について講義していただきます。

更にさらに、

なんと寺坂農園の寺坂さんにも再度お越しいただけることになりました!

前回の寺坂さんからダイレクト販売についてお聞きになった方も

前回残念ながら参加できなかった方もダイレクト販売のノウハウを

いっぱいお聞きしましょう。

また、夢のコラボ

山下弘幸&寺坂祐一 公開対談“ も計画しています。

ご参加くださる方はお早めにお申し込みください(^^♪

先着順ですよ(^^♪

お申込みはこちらからどうぞ

https://notera-seminar.com/inq

日時:令和2年1月25日(土)13:30~

会場:農テラスセミナールーム

住所:熊本県合志市御代志高良木499-3 フレッシュダイレクト選果場2階

定員:20名

会費:3000円

日本をリードする農業経営者

いつもご覧いただきありがとうございます。

農業参入コンサルタントの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

 

若手農業者に夢を持ってもらうのに一番良いのは

成功している農業経営者から話を聞くことである。

 

今回は私がTAを務めるくまもと農業経営塾にゲスト講師として

講義していただいたお二人をご紹介いたします。

 

世界ブランドを目指すASOMILKでおなじみの「阿部牧場」の阿部社長

そして 百姓が興した農業ベンチャー企業「くしまアオイファーム」の池田社長

いずれも農業者として、また経営者として成功されている方で

私もとても尊敬している方々です。

今回は意識の高い若手農業者が学ぶ農業経営塾であるということで

お忙しい中、講義をしていただきました。

内容があまりに素晴らしかったのでダイジェストをお伝えいたします。

 

~世界を見据えたブランディング~ 

阿部牧場の阿部社長は純正の阿蘇で育まれたミルクを世界に広めたいという“思い“で

「阿蘇産」と「品質」にこだわった。

IMG 3526

しかし、酪農家ができることは生乳まで。牛乳にするにはプラントを持つ乳業メーカーに

委託しなければならない。それじゃ、自分でプラントを作ろうと決意。

そして3年かけて自社プラントを立ち上げた。

ここまででもその行動力と実行力がすごいのだが、

阿部社長がすごいのはここからである。

最初から「世界一」にふさわしいパッケージ(商品の顔)にこだわったのである。

一発でその牛乳が他の牛乳とは違うことがわかるように。

誰にも負けない自信のある牛乳が見えるように。

あえて瓶に充填し、ロゴは世界で通じるシンプルかつインパクトがあるものに。

そう、皆さんご存じのあの「ASOMILK」のデザインです。

私も最初に店頭でこの牛乳瓶を見たときは衝撃的でした。

なんて斬新なデザインなんだろうって。

そしてその牛乳が阿部さんの牛乳だと知ったとき「さすがだと」、

日本の農業が変わるって感じた瞬間でした。

そしてそのデザインは2011年には世界的なパッケージデザイン賞「Pentawards2011」の食品デイリープロダクト部門において最高賞となる「GOLDAWARD」を受賞した。

しかし、このデザインは阿部社長が最初から世界を視野に入れて考えていたもの。

決して偶然受賞したわけではない。

今の農業界で「こだわっている」農家は山ほどいるが

これほど計算された戦略的な「パッケージ」にこだわっている農家はいない。

このパッケージについて阿部社長はこう話す。

「だって、世界一のミルクには世界一のドレスを着せてあげたいじゃないですか」

もちろん、ASOMILIKは

日本で初、食品のミシュランガイドと称されるiTQi(国際味覚審査機構)で、最高ランク三ツ星も受賞している。

どうやったら阿部さんみたいに「突破」できるんでしょうか?

「こんな風になるって言い続けていたらなるんじゃないかなー」って

にこやかに笑いながら淡々と語られるが、

世界を視野に挑戦し続けている阿部社長はもうすでに次を見据えていた。

ASO MILKの新たな挑戦として阿蘇を元気にするプロジェクトがスタートさせている。

https://asocheese.com/

 

 

 

~海外戦略、販売戦略~

世界を見据えた農業経営者として

くしまアオイファームの池田社長は群を抜いている。

池田社長は

IMG 3537

普通の平均的な個人経営から数年で売り上げを50倍にしている奇跡の農家である。

よく、「企業的農業を目指す」なんて言っている農家や農業法人は多いが

実践し、結果を出しているところは以外と少ない。

その企業的農業を実践し、結果を出しているのが「くしまアオイファーム」の池田社長だ。

私が池田社長と最初に出会ったとき、衝撃を受けたことを覚えている。

「同世代でこんなにすごい人がいたんだ」って。

どうしても我々世代は昔の農業を引きづっている。

昔の農業とは保守的で閉鎖的で横並びを良しとする変化を嫌う農業のことである。

だから農業が盛んな田舎の地域では長いもの巻かれる農業を選択するのが主流だ。

私の周りも大半がそれである。

しかし、池田社長は違った。会社を作り、地域の人を雇い、大型の貯蔵庫を建てるなど

どんどん設備投資し甘藷を大量に輸出し始めたのだ。

いまだに農協を離脱するだけでも一大事の閉鎖的な農村で

農協を離れ、自分で会社を興し、自ら貯蔵庫を建てさらにそれを輸出するなんて・・・

フツーの人から見れば立派な中小企業ですね。で終わる話ですが、

農村社会においては

かなり変わったことをしているという風にみられます。

そして、いろんなところからの圧力、いやがらせ、妬み嫉みがあるのも農村社会の

悪習で、

池田社長もかなりバッシングに合われています。

しかし、

閉鎖的な地域で味わった悔しい思いが原動力となったからこそ

家族経営からの日本有数の農業企業に成長したのではないかとみています。

そして今ではその地域を活性化させるために奔走されています。

つまり

「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打てない」を実践された方なんです。

とは言え

新しいことに挑戦するには「勇気」がいります。

この勇気がなければ「はじめの1歩が踏み出せません」

ですから

成功している人の話を聞くと誰もが思うんです。

「俺もそんな風にやりたいんだけど、○○○○がな~」って

しかし、池田社長は受講生にこう語ります。

「農業者が自立しなきゃいけない、甘えてはいけない」

「地域貢献は当然で、常に地域から見られているんだ」

言い訳ばかりが先行し、波風立てずに自分が本当にやりたいことを封印して

あいつが悪い、こいつがどうだ、高く売れないのは相場安いから仕方がない、お金がないからやっていけないなどなど・・・

できない理由にばかりフォーカスして

どうすればできるか、どうすればやれるのかを考えない。

そういった人たちにこうメッセージをくれました。

「モテる大人になれ」

異性だけじゃない、すべての人間に。人のことを悪く言う人、人のせいにする人は一生モテません。~中略~

性別なんて、年齢なんて、障害なんて、才能なんて関係ないよ。まずは自分を信じて実践すること。必ずできる。そして出来たら、それを人にやさしく教えること。威風堂々。頼れるやつになりたいね。~後略~

ぐっとくるメッセージですね。

もちろん、池田社長自身も、モテる大人を実践するために社員から担ぎやすい、担がれる社長であることを意識されています。

私が思う「企業的農業」って池田社長のように

自己責任で挑戦し続けること。

そして社員を大事にして、地域を大事にして、契約農家さんを大事にして、取引先を大事にして・・・

モテる大人になることじゃないかな~って

まさに、

近江商人の「3方よし」ならぬ、「4方よし」、「5方よし」ですね。

これまで池田社長は

農林水産大臣賞をはじめ数々の賞を受賞され、今ではサツマイモ輸出シェアは国内最大規模の企業にまで成長させました。

しかし、まだまだ先を見続けておられます。

「強い農業はこえていく」

おそらく日本の農業界を変える人になるでしょう。

今回、二人の経営者にお越しいただきましたが

お二人の共通するところはとても多く、この話は、また別の機会にいたしますが、

受講性に勇気を与えてくれたことは間違いありません。

 

日本には素晴らしい農業経営者がたくさんいらっしゃいます。

これらの方々が日本の農業を変えていくのでしょう。

 

農テラスもこのようなイノベーターを応援いたします。

 

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