いつもご覧いただきありがとうございます。
農業参入コンサルタントの山下弘幸(やましたひろゆき)です。
さて、今回のテーマは「販売」ついて
農業ビジネスオンライン講座
第6弾
「野菜暴落の裏側」について
前回農協の辞め方というテーマでお話させていただきました
理由はこれから家族経営から雇用型農業に転換する若手農家が増えるからです
ではなぜ?雇用型農業をすると農協を辞めなければいけないのか?
別に辞める必要ないのですが、
農協共販は基本的に市場出荷だからです
市場出荷である以上、市場価格は変動し、時には市場価格が暴落することもあるからです
そうなると雇用している従業員のお給料を払い続けるには
無理が生じてきます
ですから安定的に取引先を決めて値段をきめた相対取引できる
経営が必要なのです。
それをするには農協出荷とは全く異なる販売形態を自己責任で行う必要がありますよって話が前回でした。
そして今回は、
実際に相対取引をする方が良いですよってお話です
内容は以下
- 相対取引とは
- 野菜価格暴落裏側
- 相対取引のススメ
まず、相対取引について
これは価格、規格、数量、時期などをあらかじめ取引先と決めて互いに折り合いの付く内容で取引をすることを言います。
契約栽培なんて言い方もあります
つまり、互いに条件を決めて(契約して)栽培するやり方です。
特徴はモノができてから契約をするのではなく、モノができる前に取り決めをして契約することがほとんどです。
一般的な市場取引が株の取引きみたいなもので高くなったり安くなったりするのと
逆で、前もって価格を決めてから取引するので先物取引みたいなイメージです
このように聞けばなんだか怖いと思われるかもしれませんが
実際は何度も情報のやり取りをしながら互いに損しないように話し合いながらことを進めていくのでそこまで怖がる必要はありません。
しかしながら、まだ種も撒いていないのに売り先を決めるなんて・・・
って思われるかもしれませんが、
逆に、だれが買ってくれるかわからない
いくらで売れるかわからないのに
種をまいている方がよっぽど怖いんです。
次に野菜暴落の裏側についてですが、
市場価格は需要と供給のバランスで決まります
ということは需要より供給量が多ければ暴落し、少なければ高騰します。
しかし、実はもっと他の要因がかかわっていることも農業者知っておかなければなりません。
それは何か?
答は情報です。
つまり、これからモノが好きう無くなるぞ~って情報が流れれば市場価格は高騰します。
これって、最近のコロナの関係でトイレットペーパーがなくなったのに似ています。
足らなくなる前に青果業者が買い込み(買占め)をやろうとすれば自然と市場価格は上がります。
逆に、今年は暖冬でモノは潤沢にあるよってなれば青果業者は慌てて買い占めることは無く市場でのセリ価格は上がりません。
実は野菜の価格って情報で変動しているんです。
ではなぜ?相対取引を進めているのか?
理由は3つあります
一つは食品業界が輸入に頼り始めているから
青果業者、食品業者は野菜などの原料がなければ商売になりません
ということは安定的に仕入れる産地が欲しいのです。
でも国内では災害、天候不良がつづき安定的に仕入れる保証がありません。
そこで中国や、台湾、韓国、ベトナムなどの近隣諸国からの輸入に頼るのです
外国産は品質が心配って声もあるかもしれませんが、
国内に輸入するためには検疫検査を通過しなければ輸入できないので
それなりの品質のものが入ってきています。
それにこれらはとても安い。
外食中食産業にかかわる青果業者、食品業者は当然安くてそれなりのモノを仕入れたがります。
ですからこの傾向はまだまだ増加していくでしょう。
そうなると国内での野菜価格が高騰するようなことはこれからなくなるかもしれません
次に気象です。今年は1946年気象庁が観測を始めてから一番暖かい冬だったそうです。
結論を言えば暖冬だった。だから豊作だったってことです。
農家にとって豊作は良いことでしょうか?
いいえ悪いことです。
なぜなら市場価格が下がるから。
最後に技術がますます進化します。
技術の進歩は少ない労働力でたくさんの生産物を生みだします。
これって良いことでしょうか?
仕事が楽になるからよいこと!って思われるかもしれませんが、
これも大量生産を助長するので市場価格は下がります。
すべてにおいて世の中は食品、生鮮物の価格は安い方が良いって思っています。
ですから近い将来農産物の価格が上がるという妄想は早く捨てて
下げ止まりに対応できる相対取引をお勧めしているのです。
【動画をご覧になりたい方はこちら】
次回は実際に契約栽培をどうやって始めたらよいかについてお話します
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